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2014.06.05 「日本経済新聞社」電子版より・・

青森・弘前の青い森クラウド、寒さや雪でサーバー冷却

 

青森県六ケ所村にデータセンターを建設する青い森クラウドベース(同県弘前市)の長内睦郎社長が5日、三村申吾知事を訪ね、事業概要を報告した。投資額は約20億円で、年内に着工し、2015年秋に稼働させる計画。冷涼な気候と雪を利用し、将来的にエアコンを全く使わないデータセンターの実現をめざす

 

六ケ所村のむつ小川原開発地区に約1ヘクタールの用地を取得し、建築面積約5000平方メートルの建屋を建設する。まずサーバー3万~5万台を設置して事業を始め、将来は3倍に増やす。

 

サーバーは大量の熱を放出するため、空調で室内を冷やす必要がある。冬は冷たい外気、夏は貯蔵しておいた雪を使って室内を冷やして消費電力を抑える。空調の電気代を3~5割削減できるという。

 

同社によると、エアコンを使わないデータセンターは世界にまだない。六ケ所では夏でも雪だけで安定的に室内を冷やせることを実証し、エアコンゼロをめざす。

 

将来はサーバーから出る熱を利用した植物工場を建設する計画。通年でイチゴやレタスなどを生産し、寒冷地に適したエネルギー循環型の事業モデルを確立したい考えだ。

 

三村知事は「青森県は雪と氷は潤沢で、IT(情報技術)の世界では距離は関係ない。青森だからこそできる事業であることを示してほしい」と期待を表明した。

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