クラウドブログ

2026.01.27 15年前の津田代表のプロフィールを振り返る

大変ご無沙汰しております。

ホームページの更新が止まっていたため「会社は大丈夫ですか?」とご心配のお声まで頂き、久しぶりにブログを更新することにしました。

 

久しぶりなので、自社のホームページも眺めながら笑、振り返りをしてみました。

 

津田さんは、1996年からクラウド(当時ASP)を「日本の将来の競争力につながる基盤」と捉え、普及・標準化・社会実装の活動を続けてきました。

 

2011年に入社したのですが、当時は、データセンターやクラウドという言葉自体がほとんど理解されず、「国産クラウド」にいたっては投資負担の観点から後ろ向きに捉えられたり、ITメディアからは「”国産”というこだわりは、グローバル時代に古い考えだ」等と評されることもありました。

 

その後、行政のクラウド活用(外資)活用により、市場全体のクラウドシフトが一気に加速しました。少し残念ではありますが、黒船により活性化し、いまでは日本全体がクラウドを否定することがなくなりました。

 

また、クラウドのビジネスモデルが産業に与えるインパクトを現実として捉え始めています。
このことは、また気概があったらブログに書いていきたいと思います。

 

今ではさくらインターネットさんをはじめ、多くの企業が国産クラウドの重要性を積極的に発信するようになり、津田さんも大変喜んでいます。

 

一方で、普及が進んだことで“新しい課題”も顕在化しています。制度・調達・責任分界・セキュリティ・運用、そしてデータセンターの効率や電力コストまで含め、”業際的要素”を内包するビジネスモデルであるため、論点も複雑化しています。

 

私たちは、引き続きクラウド・AIの本質や、新たな課題に直面している日本の状況を、政治家・官僚・有識者・利用者の皆様へお伝えし、日本の競争力につながる形へ前進させる働きかけを進めています。

 

最近は、企業様からのプロジェクト支援や研修のご依頼も増え、情報発信できる範囲が限られることも多いのですが、可能な範囲で、時々ブログも更新していこうと思います。

以下は、ホームページを制作した際(約15年前)に掲載した、津田のメッセージです。

 

当時(約15年前)に掲載したメッセージを、今回あらためて読み返しました。
そこには「クラウドが従来ITを飲み込み、あらゆる産業構造が転換する」といった見立てが書かれています。
昨今は、多くが現実になりつつある一方で、新たな課題も見えてきました。
新たな活動を、津田さんと仲間とともに解決し、日本経済発展につなげていきたいと考えています。

ボス頑張れ!一番近くから応援する、ボスのファン

熊谷 恵津子 

 

以下、当時のトップメッセージを再掲します。

 

トップメッセージ
会長 Ph.D.津田 邦和

1996年、4人の仲間たちが集まり、ネットコンピューティング(ASP、現在クラウド)を提唱してから、すでに20年以上が経過しました。ちょうどその直前に、ボストンとシリコンバレーに少し長い出張の機会があり、地元のベンチャーと会話をする機会によって、IT世界の大きな変化について強い感触を得ていました。MITやスタンフォード、パルアルトの周辺では当時の私にとって多くの衝撃となる研究開発やイベントが短期間に集中的にあったようです。結果として、予想どおり世の中はネットとクラウドが常識化し、現在ではそれについての説明や説得をする必要はなくなりました。

80年代からシリコンバレーで議論していた「分散コンピューティング」も「ユビキタス」も「インビジブル」も「データセンター」も「広帯域光多重通信」も、いよいよ大規模に現実化しました。それらの国内市場規模だけで2兆円にまで成長しました。

 

次のステージはさらにビジネス展開が5兆円に向けて巨大化することから、極めて重要な局面となります。大きなビジネスの成功と従来ITの衰退が、顕著に具現化してくことでしょう。おそらくクラウドは従来ITを大規模に飲み込むことと合わせて、デジタルイノベーションの中核となり新しい市場と付加価値を創出します。これらの予想は、クラウド仲間の間では、確実に現実化すると考えられています。

 

しかし、人や立場によって重要テーマは異なっていくと思います。ある企業・ある立場の人たちにとっては従来SIビジネス・レガシーノウハウの価値の破壊となり、クラウドシフトによって会社と自分自身を守らなければなりません。また、ある企業・ある立場の人にとっては、新しい事業の立ち上げで高い創造性が要求され、早期にかつ的確に新事業の具現化によって会社と自分自身の発展が必要となります。

まさに創造と破壊が混在しながら急速にIT業界を襲うため、それに対応しなければなりません。

 

しかし現実には、顧客にクラウド説明できる営業は極めて少なく、オンプレミスとクラウドのコスト比較に電気料金を入れないなどの例がほとんどです。さらには、サーバ集積度が高まり、かつ電気料金が2010年比較で40%以上も高騰しているにも関わらず、低効率なDCによって商談に負ける例が多くみられます。マスコミは派手なデジタルイノベーションばかりを記事にしますが、ビジネスとしてインパクトが大きいのは、国内における20~30兆前後の従来ITのかなり大きな領域がクラウドにシフトすることです。話は地味ですが、いくつかの企業にとっては消滅や衰退を免れることはできません。

従来ITのシフトとデジタルイノベーションによる新しい価値創出は、両方を展望する必要があります。

 

それらを背景として、最近プロジェクト支援依頼や研修依頼などが非常に多くなりました。
市場が急激に変化するのですから、経営戦略の変換・人材育成・新付加価値創出は急ぐ必要があります。

このような状況下で、私個人の活動は20年以上となり、NCRI株式会社も設立10年以上となりました。

是非皆さまと一緒に、これからの大きなクラウドの波に向かって、皆様とご一緒に多くの付加価値創出や、現在のIT事業の守りと変革発展のための活動にまい進したいと考えております。

検索