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2014.06.03 「日本経済新聞社」電子版より・・・

青い森クラウドベース(青森県弘前市)青森県六ケ所村に雪と外気でサーバーを冷やすデータセンターを建設する。寒冷な気候を利用して空調の消費電力を減らし、一般的なデータセンターに比べて電離料金を3~5割削減する。外気を空調に使うデータセンターはあるが、雪と組み合わせた冷却装置は珍しい。

 

サーバーは稼働中に大量の熱を放出するため、空調で冷やす必要がある。データセンターの運営費の約4割を空調用の電力コストが占める。秋や春に冷涼な外気を利用してサーバーを冷却。気温が上がる夏は冬に貯蔵しておいた雪の冷気で電力消費を抑える。

 

今秋に着工し、2016年に稼働する予定。1万台前後のサーバーを設置する。投資額は10~20億円の見込みだ。

 

原子力発電所の停止で電気料金は上昇しており、データセンターの運営コストは重くなっている。また最新鋭のサーバーは処理速度は速いが消費電力も大きい。電気料金を抑えられるデータセンターで利用企業獲得を目指す。

 

青い森クラウドベースは青森県のIT(情報技術)企業、マルマンコンピュータサービス(弘前市)とサン・コンピュータ(八戸市)が5月に設立した。

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